“WiMAXが2020年3月に終了する”という話を聞いて、
「えっ!契約したばっかりなのに~!!」
「うそ!申し込もうと思ってたのに~!」
「本当の話なの!?」
と、衝撃を受けていませんか??
これですね↓
安心してください。
実は2020年3月に終了するのは古いWiMAXの電波で、いま皆さんがメインで使っているWiMAXの電波が終了する予定は一切ありません。
2020年以降もまったく問題なく使えます。
しかし2020年3月に、今あるWiMAXのひとつの電波は終了します。
一体、何が終了するのか?
ちょっとややこしいので、詳しく解説していきます。
目次
WiMAXの電波は2種類あった!
WiMAXの電波は実は2種類あります。
WiMAX
WiMAX2+
この2つです。
2つをひっくるめて「WiMAX」と読んでいますが、正式に言うと、今メインで使っている電波は、
「WiMAX2+」
と言って、WiMAXの後に「2+」がつきます。
2020年3月に終了するのは「2+」がついていない「WiMAX」の電波の方です。
かんたんに歴史を振り返っていきましょう。
WiMAXの歴史
WiMAXのサービスは2009年7月1日から正式にスタートしています。
そのときの電波は初期の「WiMAX」のみで、
下り最大40Mbps・上り最大15.4Mbps
と、今の10分の1の通信速度でした。
それでも、2009年当時はモバイルルーターとしては、めちゃくちゃ速かったのです。
そして、その4年後の2013年10月31日に、新しい電波「WiMAX2+」のサービスが開始されました。
始まった当初の通信速度は、
下り110Mbps・上り10Mbps
で、その当時の機種はどっちの電波を使うかを選ぶことができる機種が主流でした。
✔WiMAX⇒ノーリミットモード
or
✔WiMAX2+⇒ハイスピードモード
また、この頃から「2+」がついていないWiMAXを「無印WiMAX」と読んで区別するようになりました。
さらに2年後の2015年3月1日からは、「WiMAX2+」の通信速度が、
110Mbps⇒220Mbps
と、倍になって広告も力を入れるようになってきた時代でした。
そして、この頃からついに「2+」がついていない「無印WiMAX」を縮小する動きが出てくるのです。
これは、「無印WiMAX」の電波と通信速度を縮小して、その分を「WiMAX2+」にまわして、さらに快適にするために取られた施策です。
2015年10月には「無印WiMAX」の下り速度が最大40Mbps⇒最大13.3Mbpsと、3分の1になり実質的に
「もう無印WiMAXは終わりだぞ、みんなWiMAX2+を使えよー」
といった時代に入ったのです。
WiMAX2+の躍進
そこから、2016年に入ると「WiMAX2+」はさらに通信速度を倍にして
220Mbps⇒440Mbps
になり、モバイルルーターとしては契約数も通信速度も本当に「敵なし」の状態に入りました。
また、いよいよこのあたりから、
「無印WiMAXは2018年3月に停波するらしい」
というようなウワサが広がっていくようになったのです。
その一方「WiMAX2+」の方はどんどん進化していって、2018年9月の今では
下り最大758Mbps
にまで、通信速度が上がって来るようになってきています。
ついに無印WiMAX終了の発表へ
結局、「無印WiMAX」が2018年3月に停波するというウワサはウソでした。
2018年9月現在でも、下り最大13.3Mbpsという「WiMAX2+」の約58分の1の速度で生きています。
ごく一部の「無印WiMAX」ユーザーからは、「結局いつまで使えるんだろう・・・」という声もあがってきていました。
しかし、ついに2020年3月31日に「無印(旧)WiMAX」を終了すると、2018年9月5日に発表されたのです。
これに、伴って「無印WiMAX」への申込みも2018年9月30日で受付終了とアナウンスされていますが、さすがに今から「無印WiMAX」に申し込む人はいないので、この辺は無視して大丈夫です。
また、「無印WiMAX」が使える古い機種を使っている人は機種変更も無料でできるので、2020年3月31日までにやっておきましょう。
2020年3月31日以降使えなくなる機種は?
2020年9月1日になると完全に「無印WiMAX」は使えなくなります。
しかし「WiMAX2+」に切り替えられる機種であればそのまま使えます。
実際に使えなくなるのは、パソコンにUSBで挿して使うタイプのWiMAXです。
それ以外だと、実は結構古い機種でも「WiMAX2+」に対応しているので、ほとんどの人は機種変更しなくてもいいはずです。
一番古いもので、2013年10月に発売された「HWD14」という機種から「WiMAX2+」が使えるようになっています。
なので、もしそれ以前の機種を持っている人は、必ず機種変更が必要になるので注意しましょう。
結論
つまり、2020年3月31日に終了するのは「無印(旧)WiMAX」です。
普段は「WiMAX2+」と「WiMAX」を分けて使わないので「WiMAX終了」と聞くとやっぱりビックリします。
逆にこれからも「WiMAX2+」は進化し続けて、2020年には光回線と同じ「1Gbps」を目指すと発表しています。
安心して、これからもWiMAXを使っていきましょう。
WiMAXはどこがいい?
WiMAXはどこの会社で申し込んでも、通信速度や通信エリアに差はありません。
すべてまったく同じものを使っています。
なので、月額料金やキャッシュバックなどの条件面で有利なところを選ぶ必要があります。
そのなかで、おすすめできるのプロバイダは2つです。
□Broad WiMAX(ブロードワイマックス)
ここの特徴はキャッシュバックがない分、月額が他より1,000円近く安く設定されています。また、クレジットカードがなくてもWiMAXを申し込める貴重なプロバイダです。
□GMOとくとくBB
キャッシュバックが1年を通じて40,000円前後と、ぶっちぎりで業界ナンバーワンです。ちなみに11月のキャッシュバックは1年で最も高い時期です。
この2社の中で、自分に合っている方で申し込めば、絶対に「損」はしません。
どっちが安いのか?
ではまず、実際の金額でどっちが安いのか比較してみましょう。
例えば2年間使ったとして、月額やキャッシュバックなどを差し引きした合計で出していきます。
GMOとくとくBBの場合
□月額
1~2ヶ月目:3,609円
3~24ヶ月目:4,263円
□事務手数料
3,000円
□キャッシュバック
42,000円
2年間の差し引き合計⇒61,004円
毎月の平均月額⇒2,541円
Broad WiMAX
□月額
1~2ヶ月目:2,726円
3~24ヶ月目:3,411円
□事務手数料
3,000円
□キャッシュバック
なし
2年間の差し引き合計⇒83,494円
毎月の平均月額⇒3,478円
比較
□2年間の合計
GMOとくとくBB⇒61,004円
Broad WiMAX⇒83,494円
□毎月の平均月額
GMOとくとくBB⇒2,541円円
Broad WiMAX⇒3,478円
金額的にはGMOが圧倒的に安いので、おすすめはGMOです。
毎月の金額にすると1,000円以上も安いです。
ただし、クレジットカードを使いたくない!という人や、キャッシュバックの手続きを忘れそうという人はBroadWiMAXもおすすめできます。
結局どっちがいいのか?
キャッシュバックをもらって、2年間の合計金額を安くしたいならGMO。
2年間の合計金額は高くなるけど、毎月の支払いが1,000円ほど安いのはBroad WiMAX。
どちらも、WiMAXの超大手なので自分で向いていると思った方に申し込んでまちがいありません。
GMOとくとくBBが合うひと
□4万円を越えるキャッシュバックが欲しい!
□いちばん安くWiMAXを使いたい!
これに尽きます。
ただし、このキャッシュバックがもらうにはちょっとした手続きが必要です。
①申し込んで11ヵ月後にメールが来る
②そのメールに口座情報を入力して返信する。
③その翌月に振り込まれる。
この手順が必要になります。
その代わり4万円を越えるキャッシュバックがもらえます。
せっかくの高額なキャッシュバックなので、絶対に忘れないようにメールが来るタイミングなどをスケジュールに必ず記入しておきましょう!
Broad WiMAXが合うひと
□毎月の支払う月額を安くおさえたい!
□クレジットカードを使いたくない!
□キャッシュバックは絶対忘れそう…。
という方です。
特に、WiMAX業界のキャッシュバックのシステムだと「忘れそう・・・」という方にはおすすめです。
4万円を越えるキャッシュバックがもらえるGMOか、シンプルに月額が安いBroadWiMAXか、どちらもWiMAXの中身はまったく同じなので、自分に向いている方で申込みましょう。
WiMAXが1台あると、本当にインターネット周りが便利になります。
□GMOとくとくBB
□Broad WiMAX