小さなお店をやっていて、WiFiをつけたいと思っているけど、どういうのがいいか悩んでいませんか?
特に、空き家や使っていない実家をリノベーションして「カフェ」を開業する方からよくいただく相談です。
工事して光回線を引くのがいいのか?WiMAXやソフトバンクエアーなどのホームルーターの方が手軽でいいのか?
そもそも、まったく詳しくないから何がいいのかさっぱりわからないという人も多いです。
考えられる方法としては、
①光回線を引く
②ホームルーターを置く
です。
どちらも、開通すればお客さんに快適にインターネットを使ってもらうことができます。
最初に結論からおすすめは、WiMAXのホームルーター「L12」です。
理由としては、
■工事がいらない
■月額料金が安い
■通信速度が光回線と同じ
■接続台数も最大42台
この4つの大きなメリットがあるからです。
最大のメリットは、光回線のように工事がないので、「L12」を申し込んだ次の日か、その次の日には必ずインターネットが「開通」する点です。
光回線を引くには、必ず工事が必要で、めちゃくちゃスムーズにいっても申し込みから1ヶ月、引っ越しシーズンなどは3,4ヶ月待つのは当たり前になっていて、その工事も光ファイバーの線を通す穴をカベに開けたりするので、自分で大家さんに説明して書類に印鑑をもらう必要があったりします。
また、料金も個人事業主だったとしても「法人契約」になるので、月額がWiMAXの倍くらいします。(8,000円前後)
なので、お店の広さが~10坪(座席数)くらいであれば、インターネット環境はWiMAXのホームルーターをおすすめします。
また、売れているホームルーターでもうひとつ「ソフトバンクエアー」がありますが、比較しても確実にWiMAXをおすすめします。
詳しい比較は、別記事で書いていますので気になる方は見て下さい。

それでは、ここからはもう少し詳しくWiMAXのメリット・デメリットを見ていきましょう。
目次
工事が必要ない
WiMAXのホームルーターは、申し込んでから最短で翌日、遅くてもその次の日にはお店に到着します。(離島などは除く)
SIMカードを本体に挿して、電源のコンセントを入れれば、これでWiFiが飛びます。
光回線は工事をするのに費用も2万円ほどかかるし、撤去するのにも撤去費用が同じくらい必要になります。
WiMAXの場合は、もしお店が移転するような場合でも、コンセントを挿すだけですぐに使えるようになるメリットもあります。
月額料金が安い
WiMAXは、月額料金が平均すると税込み4,000円前後です。
この平均は、申し込むプロバイダによって、数万円のキャッシュバックがあったり、キャッシュバックはないけれど月額が安いなど、サービス内容がちがうので色々平均したときの平均月額です。
どちらかというと、法人名義(またはお店の名前)で申し込むよりは、個人名義で申し込みをした方がキャンペーンなども適用されるので、料金の面では得をすることがおおいです。
光回線は個人で申し込んでも5,000円~6,000円、法人名義だと8,000円前後はするので、料金面でも少し負担がかかります。
通信速度が速い
ほんのちょっと前までは、なんだかんだいっても通信速度は光回線が最強でした。
WiMAXはそれに追いつけ追い越せでしたが、2019年の1月にWiMAXもついに最大速度を抜きました。
これまでの光回線の最大速度は「1Gbps」でしたが、WiMAXのホームルーター「L12」は光回線を超える
2.7Gbps
になっています。
もちろん、光回線も「L12」も最大で2.7Gbpsなので、いつもこの速度が出るわけではありませんが「インターネット回線といえば光回線以外は考えられない!」という時代は一昔前のものになりました。
接続台数が多い
WiMAXの「L12」は、無線で最大40台の端末をインターネットにつなぐことができます。
また、有線でプラス2台接続できるので、最大で42台の回線をつなぐことができます。
SSIDは変えられる
SSIDとは、その「WiFiの名前」のようなもので、お店だとわかりやすく「お店の名前」になっていることが多いです。
例えば、古民家カフェというお店があった場合なら、SSIDが「kominka」という具合です。
また、パスワードも簡単にした方がお客さんが入れやすいので、この続きからいくとパスワードは「cafe」とするとわかりやすいです。
古民家カフェのWiFi
SSID:kominka
PASS:cafe
といった感じです。
ただ、「L12」の場合、最初からSSIDとパスワードが決まっていますが、自分で好きなように変更することができます。
そのままでも、いいのですが結構パスワードが長いので、お客さんが見つけやすいSSIDと入れやすいパスワードに変更しましょう。
また、一度「L12」に接続すると、次からは自動でつなぐのでお客さんの作業は必要なくなります。
どこで申し込むのがいい?WiMAXの契約ができるプロバイダは10社以上ありますが、どこで申し込んでもWiMAX自体の通信速度はまったく同じですので、一番安いところで申し込むのが得をすることになります。
ただし、プロバイダによって、月額料金、端末代、キャッシュバック金額、違約金などの金額が異なるため、単純に『月額×××円』と記載されていても、本当に安いのかは、しっかりと計算してみないと分かりません。プロバイダに記載されている『月額×××円』というのは、月額料金のみで、他にかかる料金(端末代や契約手数料など)を加味していないからです。
当サイトでは、各プロバイダで契約した場合にいくらかかるのかを、1年、2年、3年の期間で計算し、比較をしています。次の表がその結果です!
【2023年5月 WiMAX価格比較】
(※表は横スクロールできます。)
表を見てわかる通り、GMOとくとくBBが圧倒的に安いです。
他社インターネット回線からの切り替えの違約金等が20,000円以上の場合は、なんと40,000円のキャッシュバック!通常でも23,000円のキャッシュバックがあります。
とにかく安くWiMAXを使いたいという人は、GMOとくとくBBが断然おすすめです。
おすすめのプロバイダ解説
GMOとくとくBB

実質の月額料金が最も安いプロバイダです。
①23,000円のキャッシュバックと、②40,000円のキャッシュバックのキャンペーンを行っています。
このうち、②40,000円のキャッシュバックのキャンペーンは、今使用しているインターネット回線(WiMAXだけでなく、ADSL/光回線/ケーブルTV/モバイルWiFiなども含む)から乗り換える場合に、その違約金や端末代の残りの費用などの合計が20,000円以上の場合に、とくとくBBに申請すれば、キャッシュバックを受け取ることができます。
他のインターネットからの乗り換えでない場合も、①23,000円のキャッシュバックがありますので、非常にお得です。
ただし、このキャッシュバックを受け取るのを非常に忘れやすいので、カレンダーに登録する等して、必ずもらうようにしなければなりません。公式サイトの記載は次の通りです。
「WiMAX端末発送月を1ヶ月目として11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールを送信し、ご登録があった翌月末日(営業日)にご指定の口座に振り込みます。基本メールアドレスはGMOとくとくBBの会員登録完了後に設置先住所にお送りする登録証に記載のメールアドレスとなります。」
つまり、11ヵ月目に、GMOとくとくBBのメールアドレス宛に、キャッシュバック申し込みの通知が送られますので、その通知をもとにキャッシュバックの受取り手続きをすることになります。
ここで大事なことは、よく使っている自分のメールアドレスではなく、GMOとくとくBBのメールアドレス宛に送られているということです。これは特に忘れやすいので、カレンダー登録するなどして、必ず受け取れるようにしましょう。
また、申し込み時には「安心サポート(330円/月)」と「Wi-Fi(公衆無線LAN)接続(398円/月)」のオプションに加入しなければなりませんが、これは申し込み後にすぐに解約できますので、最安値で使用したい方は、すぐに解約してもよいと思います。


ZEUS WiMAX(ゼウスワイマックス)
ZEUS WiMAXは実質の月額料金が2番目に安いプロバイダです。
①ギガ放題バリュープランと、②ギガ放題フリープランの2種類の契約プランがありますが、②のギガ放題フリープランには21,780円のキャッシュバックがないため、キャッシュバックのある①ギガ放題バリュープランがおすすめです。
また、21,780円キャッシュバックを受けるには申し込み時に「あんしんオプション(638円/月)」と「丸ごと安心パック(999円/月)」のオプション(どちらも2か月間は無料)に加入しなければなりませんが、これは申し込み後にすぐに解約できますので、最安値で使用したい方は、すぐに解約してもよいと思います。
支払方法は、クレジットカード以外にもコンビニ後払い(手数料330円/月)が可能ですので、クレジットカードを持っていない方にもおすすめできるプロバイダです。
Broad WiMAX(ブロードワイマックス)

Broad WiMAXのおおきな特徴は、とくとくBBと同様に、他社から乗り換えるときにかかる解約の違約金を最大19,000円キャッシュバックしてくれることです。
他社のWiMAXだけでなく、ADSL/光回線/ケーブルTV/モバイルWiFiなどもキャッシュバックの対象になります。
またキャッシュバックを受け取るには、「安心サポートプラス(605円/月)」と「My Broadサポート(998円/月)」のオプションへの加入が必要となりますが、これらも契約後すぐにオプションが解除できますので、不要な人はすぐに解除してもよいでしょう。
契約プランは、「ギガ放題バリュー」と「ギガ放題フリー」の2種類があります。ギガ放題バリューは24か月目までに解約すると3,883円の違約金がかかりますが、月額料金が安いです。一方、ギガ放題フリーは、途中契約解除の違約金はかかりませんが、月額料金が高めです。
短期間の1年程度の利用の場合は、ギガ放題バリューの方が安くなるので、1年ぐらいの使用予定の方はギガ放題フリープラン、2年以上使用予定の方はギガ放題バリュープランにするとよいでしょう。

DTI WiMAX(ディーティーアイワイマックス)
DTI WiMAXは、キャッシュバックが21,780円と高額です。契約開始月を0ヵ月目として12か月目に「メルマネ送金通知メール」が届き、キャッシュバックの受取りが可能となります。
UQ WiMAX(ユーキューワイマックス)
UQ WiMAXでは端末代金が安く、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi/Speed Wi-Fi HOME 5G L11の場合は端末代が2円、Speed Wi-Fi 5G X11/Speed Wi-Fi HOME 5G L12をの場合は端末代が5,940円と、他社に比べて大幅に安いのが特徴です。
さらに、①UQ WiMAX公式オンラインショップより対象機種をご購入し、クレジットカードでの月額料金支払い、②UQ mobile自宅セット割またはauスマートバリューに、2か月以内に申し込み、の①②の両方を満たした場合に次のキャッシュバックの受取りができます。
Speed Wi-Fi 5G X11/Speed Wi-Fi HOME 5G L12を購入の場合5,828円キャッシュバックです。
WiMAXの本家のため安心感もあり、端末代も安いという点ではおススメのプロバイダです。

BIGLOBE(ビッグローブ)

【関連記事】
