WiMAXを申し込もうと思っているけれど、持ち運びするタイプの最新機種「W06」か、家で使うホームルーターの最新機種「L02」のどっちが自分に合っているか迷っていませんか?
どちらも工事なしで、届いたその日からインターネットにつなぐことができる大きな機能は同じですが、まったくちがうタイプのルーターなので、WiMAXをどう使うかによってどちらを選べばいいのかは変わってきます。
私は家族で「L02」を使っていて、個人用で「W06」を使っています。
もちろん、使い方によってどちらか1つあれば快適に使えます。
最初に結論からお伝えすると、WiMAXを移動中でも家でも使うなら「W06」、家の中でしか使わないなら「L02」で間違いありません。
移動中でも動画を見たり、スマホゲームをやったり、ニュースサイトを見たりとスマホやタブレットなどがフル活動であれば、確実に「W06」がおすすめです。
スマホのプランもギガ数の少ないプランに変更して節約もできまし、もちろん自宅でも使うことができます。
逆に、移動中はほとんど使わないという人は、広い家でも家中で使うことができる「L02」がおすすめです。
持ち運び型より広範囲に電波が届くのと、無線でWiFiを飛ばすだけでなく、LANケーブルで有線接続も可能です。
インターネットを自宅メインで使うなら「L02」がおすすめです。
自分はどちらの用途が多いかで選びましょう。
ここからはさらに「W06」「L02」はどういう違いがあるのか?選ぶときの基準などをわかりやすく解説していきます。
目次
メーカーは?
「W06」「L02」を製造しているメーカーはどちらもファーエイ・ジャパンです。
現在、ファーエイはスマホの端末も世界で第2位の売り上げで、カメラなどの機能も本当に性能がよくかなり完成度が高いです。
その技術をもってした、今回の「W06」「L02」もこれまでのWiMAXの通信速度を大きく上回って、スペックも大幅に進化しています。
通信速度
「W06」「L02」の通信速度は、ついに光回線の速度に「追いつき」「追い越して」います。
光回線の通信速度は下り最大1Gpbs(1000Mbps)ですが、
「W06」は下り最大1.2Gbps(1237Mbps)
「L02」は下り最大1Gbps(1000Mbps)
となっています。
ただし、どんなときも最大で1Gpbs出るわけではありません。
実はUSBケーブルを使って「有線接続」した場合の最大速度なので、無線でインターネットにつないでいるときの最大速度は「867Mbps」になります。
もちろん、それでも今までのモバイルルーターと比べたら、びっくりするほど速くなっているので、かなり快適にインターネットを楽しむことができます。
WiMAXは2020年に1Gbpsの速度を目指していましたが、1年早く実現しました。
自宅でインターネットを楽しむときは、ぜひ有線接続で光回線を超えた速度を実際に感じてください。
デザイン・大きさ
それぞれの大きさを確認しておきましょう。
【W06】
「W06」はこれまでの持ち運びできるWiMAXのなかでも、かなり薄くなりました。
今までのWiMAXは、ポケットに入れると少し厚さが気になりましたが、「W06」は半分くらいになっているのでさらに持ち運びやすくなっています。
【L02】
ホームルーターの「L02」は「W06」と比較するともちろん大きいですが、単体で見ると500mlのペットボトルよりも小さいので、実際部屋に置くとまったく目立ちません。
デザインも小さい加湿器のようなので、どこに置いても変に目立つことはありません。
電波の強さ
「W06」と「L02」のいちばん大きなちがいは電波の強さです。
「L02」はこれ一台あれば、家中でインターネットが使えるような設計になっているので電波の強さがちがいます。
これが、ホームルーターのいちばんの強みです。
「W06」も同じフロアくらいであれば使えますが、階が変わると電波を拾っても快適につながるかと言われる怪しいです。
ただ、2つくらいの部屋で使うなら「W06」でも十分快適にネットにつなぐことができます。
接続台数
接続台数はそれぞれ、
ホームルーターの「L02」は最大42台
持ち運びもできる「W06」は最大16台
です。
どちらも、かなり多くネットにつなぐことができます。
ただ、もしご家族みんながインターネットを使うなら「L02」一択です。
1台あれば家中に電波が行き届くし、1人でスマホやゲーム機などで3台ネットにつなげて×4人家族だとしても12台なのでまだ余裕があります。
1人暮らしなら「W06」でまったく問題ありません。
16台あればかなり余裕を持って色んな端末をネットにつなぐことができます。
有線接続のちがい
無線で接続する方法は二つとも同じですが、有線で接続するときに一つ大きなちがいがあります。
それは、「W06」はLANケーブルで接続できないという点です。
これがLANケーブルです。
関係ない人も多いのですが、例えばPS3・PS4(プレイステーション)をインターネットにつないでゲームをする人や、WiMAXをデスクトップのパソコンにLANケーブルで接続させたい人だと「W06」には向いていません。
ちょっと詳しく見ていきましょう。
「W06」の前の機種「W05」までは、クレードルと呼ばれる充電台&LANケーブルを挿せるアイテムがありました。
これです。
裏側に電源とLANケーブルが挿せるようになっている。
このクレードルが、より強い電波を出せるようになった関係で「W06」から廃止になりました。
サイズ的には「W05」のクレードルにすっぽり入りますが、充電されるだけでLANケーブルでインターネットにはつながりません。
では「W06」で有線接続するにはどうするかというと、USB3.0に対応しているパソコンにつなぐと有線接続させることができます。
ちなみにUSB3.0とは、接続部分が青くなっているUSB端子のことです。
ちなみにケーブルも青く、挿すパソコン側も3.0じゃないと反応しないので注意しましょう。
条件がそろっていると、「W06」もUSBで有線接続できます。
つまり、これでどういう影響があるかというと、これまではクレードルがあったので、例えばPS3でも
クレードルに「W05」本体を挿して、LANケーブルをつないで、
こういうことができたのですが、
「W06」にはクレードルがないので、USB3.0に対応している機器であれば有線接続もできますが、そうでないと有線接続ができません。
もちろん、WiFiに対応している機器であれば無線ではバリバリつながりますので、PS4でも何でもつながりますが、もしLANケーブルでの有線接続にこだわるなら「W06」はやえておいた方がいいです。
ちなみに、typeC(W06本体に充電するときに挿すタイプ)からLANケーブルに変換するアダプタもありますが、
「W06」はクレードルに対応していないので使えません。
注意してください。
「L02」には背面に2つのLANポートがあるので、LANケーブルがあればすぐにネットにつなぐことができます。
どうしてもLANケーブルでの有線接続をさせたいのなら「W06」ではなく、ホームルーターの「L02」か、持ち運ぶならひとつ前の「W05」がおすすめです。
ただ、そんなにこだわりがないなら気にしなくても大丈夫です。
主にデスクトップパソコンやPS4などをLANケーブルで有線接続させたい人向けの情報です。
バッテリー(電池持ち)
「L02」はコンセントに挿さないと起動しないのでバッテリーは関係ありませんが、「W06」は充電式なのでバッテリーにも触れておかないといけません。
結論から言うと、フル充電で12時間近くインターネットにつなぐことができるので1日中持ちます。
これは、待ち受け時間ではなくてネットにつないでる時間なので、かなり長持ちするルーターです。
少し心配な人でも、学校や職場やカフェなどで1回充電する機会があれば1日余裕で持つでしょう。
それぞれの新機能
「W06」「L02」には、さらに高速通信を安定させる新しい機能がついています。
【L02】
L02には、高感度のアンテナが4本内蔵されていてどこに置いても360°すべての方向に強い電波を送ることができます。
この機能によって、より高速で安定した通信ができるようになっています。
「W06」
W06もハイモードアンテナが本体のなかに内蔵されていて、WiMAXの電波が少し弱いところでもしっかりと電波をつかむことができるようになりました。
また、スマホやタブレットなどの位置を自動で探し当てて、その端末を狙って電波を送る「ビームフォーミング」という機能もついています。
選ぶポイント
どちらにすればいいのか選ぶ基準は、ずばり持ち運ぶか持ち運ばないか?です。
シンプルな結論ですが、ポイントはそこしかありません。
会社や学校の行き帰りや空き時間にWiMAXでWi-Fiを飛ばして、がっつりとスマホなどをネットにつなぐなら、持ち運びができる「W06」一択です。
スマホやタブレットなどの通信はすべて「W06」でまかなえるので、携帯電話のプランを見直して通信費の節約にもなります。
もちろん、自宅でも光回線と同じ速度でインターネットを楽しめることもできます。
ただし、外出先ではほとんどインターネットを使わない人や、家族みんなで使うなら「L02」がおすすめです。
1台で家中にWi-Fiを飛ばせる電波の強さと、最大42台までつなげられる接続台数も魅力です。
自分が、これからWiMAXをどう使うかを考えて、合っている方を選びましょう。
どこで申し込むのがいい?WiMAXの契約ができるプロバイダは10社以上ありますが、どこで申し込んでもWiMAX自体の通信速度はまったく同じですので、一番安いところで申し込むのが得をすることになります。
ただし、プロバイダによって、月額料金、端末代、キャッシュバック金額、違約金などの金額が異なるため、単純に『月額×××円』と記載されていても、本当に安いのかは、しっかりと計算してみないと分かりません。プロバイダに記載されている『月額×××円』というのは、月額料金のみで、他にかかる料金(端末代や契約手数料など)を加味していないからです。
当サイトでは、各プロバイダで契約した場合にいくらかかるのかを、1年、2年、3年の期間で計算し、比較をしています。次の表がその結果です!
【2023年5月 WiMAX価格比較】
(※表は横スクロールできます。)
表を見てわかる通り、GMOとくとくBBが圧倒的に安いです。
他社インターネット回線からの切り替えの違約金等が20,000円以上の場合は、なんと40,000円のキャッシュバック!通常でも23,000円のキャッシュバックがあります。
とにかく安くWiMAXを使いたいという人は、GMOとくとくBBが断然おすすめです。
おすすめのプロバイダ解説
GMOとくとくBB

実質の月額料金が最も安いプロバイダです。
①23,000円のキャッシュバックと、②40,000円のキャッシュバックのキャンペーンを行っています。
このうち、②40,000円のキャッシュバックのキャンペーンは、今使用しているインターネット回線(WiMAXだけでなく、ADSL/光回線/ケーブルTV/モバイルWiFiなども含む)から乗り換える場合に、その違約金や端末代の残りの費用などの合計が20,000円以上の場合に、とくとくBBに申請すれば、キャッシュバックを受け取ることができます。
他のインターネットからの乗り換えでない場合も、①23,000円のキャッシュバックがありますので、非常にお得です。
ただし、このキャッシュバックを受け取るのを非常に忘れやすいので、カレンダーに登録する等して、必ずもらうようにしなければなりません。公式サイトの記載は次の通りです。
「WiMAX端末発送月を1ヶ月目として11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールを送信し、ご登録があった翌月末日(営業日)にご指定の口座に振り込みます。基本メールアドレスはGMOとくとくBBの会員登録完了後に設置先住所にお送りする登録証に記載のメールアドレスとなります。」
つまり、11ヵ月目に、GMOとくとくBBのメールアドレス宛に、キャッシュバック申し込みの通知が送られますので、その通知をもとにキャッシュバックの受取り手続きをすることになります。
ここで大事なことは、よく使っている自分のメールアドレスではなく、GMOとくとくBBのメールアドレス宛に送られているということです。これは特に忘れやすいので、カレンダー登録するなどして、必ず受け取れるようにしましょう。
また、申し込み時には「安心サポート(330円/月)」と「Wi-Fi(公衆無線LAN)接続(398円/月)」のオプションに加入しなければなりませんが、これは申し込み後にすぐに解約できますので、最安値で使用したい方は、すぐに解約してもよいと思います。


ZEUS WiMAX(ゼウスワイマックス)
ZEUS WiMAXは実質の月額料金が2番目に安いプロバイダです。
①ギガ放題バリュープランと、②ギガ放題フリープランの2種類の契約プランがありますが、②のギガ放題フリープランには21,780円のキャッシュバックがないため、キャッシュバックのある①ギガ放題バリュープランがおすすめです。
また、21,780円キャッシュバックを受けるには申し込み時に「あんしんオプション(638円/月)」と「丸ごと安心パック(999円/月)」のオプション(どちらも2か月間は無料)に加入しなければなりませんが、これは申し込み後にすぐに解約できますので、最安値で使用したい方は、すぐに解約してもよいと思います。
支払方法は、クレジットカード以外にもコンビニ後払い(手数料330円/月)が可能ですので、クレジットカードを持っていない方にもおすすめできるプロバイダです。
Broad WiMAX(ブロードワイマックス)

Broad WiMAXのおおきな特徴は、とくとくBBと同様に、他社から乗り換えるときにかかる解約の違約金を最大19,000円キャッシュバックしてくれることです。
他社のWiMAXだけでなく、ADSL/光回線/ケーブルTV/モバイルWiFiなどもキャッシュバックの対象になります。
またキャッシュバックを受け取るには、「安心サポートプラス(605円/月)」と「My Broadサポート(998円/月)」のオプションへの加入が必要となりますが、これらも契約後すぐにオプションが解除できますので、不要な人はすぐに解除してもよいでしょう。
契約プランは、「ギガ放題バリュー」と「ギガ放題フリー」の2種類があります。ギガ放題バリューは24か月目までに解約すると3,883円の違約金がかかりますが、月額料金が安いです。一方、ギガ放題フリーは、途中契約解除の違約金はかかりませんが、月額料金が高めです。
短期間の1年程度の利用の場合は、ギガ放題バリューの方が安くなるので、1年ぐらいの使用予定の方はギガ放題フリープラン、2年以上使用予定の方はギガ放題バリュープランにするとよいでしょう。

DTI WiMAX(ディーティーアイワイマックス)
DTI WiMAXは、キャッシュバックが21,780円と高額です。契約開始月を0ヵ月目として12か月目に「メルマネ送金通知メール」が届き、キャッシュバックの受取りが可能となります。
UQ WiMAX(ユーキューワイマックス)
UQ WiMAXでは端末代金が安く、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi/Speed Wi-Fi HOME 5G L11の場合は端末代が2円、Speed Wi-Fi 5G X11/Speed Wi-Fi HOME 5G L12をの場合は端末代が5,940円と、他社に比べて大幅に安いのが特徴です。
さらに、①UQ WiMAX公式オンラインショップより対象機種をご購入し、クレジットカードでの月額料金支払い、②UQ mobile自宅セット割またはauスマートバリューに、2か月以内に申し込み、の①②の両方を満たした場合に次のキャッシュバックの受取りができます。
Speed Wi-Fi 5G X11/Speed Wi-Fi HOME 5G L12を購入の場合5,828円キャッシュバックです。
WiMAXの本家のため安心感もあり、端末代も安いという点ではおススメのプロバイダです。

BIGLOBE(ビッグローブ)
